せっかくお子さんのために用意した知育おもちゃ。
実際に熱中して遊んでもらいたいですよね!
そんな時、ちょっとした大人の配慮で
お子さんの集中力は変わってきます。
そんなポイント5つ今回はご用意してみました。
こんにちは
のんびり子育て
子どもと大人の橋渡し
現役保育士tencoです。
お子さんに人気がある保育士さんほど
抑えているポイントでもあります♪
ぜひ参考になさってみてください。
その1 声をかけるタイミングに気をつける
これ、結構大変なんですよ!
自分が選んだおもちゃで遊んでくれていると
嬉しいですからね。
まして厳選した知育玩具であったら尚更!
私も散々やってきました…。
自分が思った瞬間に声をかけてしまうこと。
だけどこれって
集中して何かに没頭している時には
それがたとえ褒め言葉だとしても
邪魔なものになりかねないんです。
例えば
ドミノを並べ続けてあと2個並べれば完成!っていう時に
「わぁすご〜〜い!よくできるねぇ さすが〜〜〜!」
って褒められたくなんかないですよね?
褒めるより何より
「静かにして〜〜!!!!」
ってなると思います。
お子さんが何かを真剣に始めたら
途中ですごいな!って思っても、
キリがいいところまでは声をかけないで
集中を途絶えさせないよう
気をつけてみてください。
その2 やたらに褒めない
これも、
「すごいね〜!」とか
「かっこいいの作ったね!」とか
言いたくなるんです。
本当に目の前で上手に作品作っていたりしますから。
だけどこういう声がけって
裏のメッセージを読み取って
大人の評価を気にしてしまう子がいるのです。
例えば
すごい絵を描かないと認めてもらえないんだ。
パズルは最後までやらないとすごくないよね?
自分の作ったブロックはすごいって言ってもらえるのかな?
とかとか…。
たとえ大人がこれっぽっちもそんなことを
思ってないとしてもです。
なので、先読みができるタイプの子は尚更
すごくないかもしれないし
失敗しちゃうかもしれないから
初めから挑戦するのはやめよう!
となる子がいるのです。
え??子どもなのに?と
お思いかもしれませんが
大人が思っている以上に
お子さんたちの思考は繊細です。
もし『あ〜褒めたい!』と我慢できない時は
すごいとかかっこいいとか
頑張っていい子だねとかいう
『あなたは〇〇』みたいな評価になるような言葉より
「作れたね!」
「〇〇のところがお父さんは好き」とか
お子さんがやったことの事実をそのまま言葉にするとか
自分の思いを伝えるようにしてみてくださいね。
これもまた、お子さんが
集中を辞めて、ほっとしているとき伝えてあげると
集中する時間をじっくり確保してあげられますから
目の前のお子さんの状態を
よく見てからにしましょうね。
その3 失敗してもOK
例えば積み木を高く積み上げようとしているお子さんが
小さい積み木を下
その上に大きい積み木を積み上げていこうとしている時
「大きい積み木を下にした方が安定するよ」とか
やたら右に重しんが寄ってしまって
崩れそうなのがわかってしまうと
大人は我慢しきれず、手を出して
バランスをとりたくなってしまうのです。
もう、それはそれはムズムズします。
積み木が崩れて
ゔ〜〜っ!!!なんて
怒るタイプのお子さんの場合は尚更ですよね。
手を出したくなるものです。
絶対声をかけちゃいけないとかいうことでも
ないし、バランスについて教えてあげる
いい機会ではあるので、
決して間違いではないのですが
失敗しても、悔しがっても
それも大事な経験になっていることを
頭の片隅に入れておいて欲しいなって
いうことです。
お子さんたちって、
できなくっても
悔しがっても
向上心というものが体の中に備わっているので
決して諦めてはいないのです。
自分で試行錯誤しながら何回も何回も
その日は無理でも
次の日や日を置いてまたトライするものです。
どうしても自分の力で
乗り越えたいですから。
「もう!そうやってできないからってすぐ泣く!」
なんて言わずに
「悔しかったんだね。そ〜か、そ〜か。」
ぐらいな感じで
失敗した!うまくいかない!の気持ちも
まるっと受け止め
次回にまたトライできるように
余白を作る対応をしてあげましょう。
失敗しても何も言われない。
失敗してもまたやればいい。
失敗しても大丈夫。
そんな経験で培った下地作りは、
大人になった時でも
何かに挑戦するときなどに
大いに力を発揮してきます。
その4 子どもに任せる
お子さんがやりたいと思った時がやりどきです。
経験値が少ないお子さんなので
自分でこれやろう!とならないかもしれないので
「え!それ面白そう!」と思えるように
大人が促すことももちろんあると思います。
そういう時も
促した後、やるかやらないかお子さん次第。
でお子さんに任せます。
それから
何か遊んでいたことを辞めるタイミングも
大人から見ると
え?そんな中途半端なところで?
もう辞めちゃうの?
というところで終わってしまう
なんていうこともあるでしょう。
でも、それでいいんです。
遊びながら学んでいる。とはいえ
遊びです。
きちんとやり遂げなきゃダメなんてことは
大人の思い込みです。
お子さんの感覚でもういいや。となったら
もういいんです。
途中で辞めてしまうと
なんでも投げ出す子になってしまうんじゃ…
と心配する気持ちもわかりますが
大丈夫です。
集中している時間が
終わりにする前にはあったわけですから
大人にとってキリがいいところでなくても
お子さんが満足できたタイミングを
信じてあげましょう♪
その5 環境、時間を確保する
大人もそうですけど
楽しそうなことがたくさん周りにある時
一つのことに集中できないことってありますよね?
何かを始めた瞬間に集中できないってこともあります。
そんな感じで
うちの子集中できないなぁ〜という時
そのお子さんのせいではないことも
大いにあるのです。
お子さんの置かれている状況だったり
時間的なことだったり。
例えば
兄弟に邪魔されてしまいそうで集中できないとか
ご飯の前の時間でゆっくり取り組んで遊べないとか
お腹が減ってしまっているとか
集中できない条件が何かしらある…。
みたいなこと。
だからって
「ほら、集中できるように
環境と時間を確保したから今やりなさい。」
と言われたところで
お子さんはそんな器用に
「はーい、これから集中して遊ぶね!」
なんてはならないので
そこは、お子さんが集中し始めた時に
その集中を途切れさせないために
妹や弟が邪魔をしそうなら、
お父さんやお母さんが
妹や弟たちの気を引いてあげるとか
予定を前後できるものだったら
予定を変更したり時間をずらしたりして
大人がちょっと
工夫してあげるといいかもしれませんね。
集中する感覚を
何度も体感させてあげるのがいいですね。
そうはいっても
生活している中で
そんなにうまくいかないのもわかります。
私も慌ただしい子育てをしてきた一人ですから!
大人もできそうな時に♪
余裕がある時に♪ぐらいの感覚で!
「やらなければ!」と
力が入りすぎないぐらいでいきましょう!
まとめ
いろいろ集中するためのポイントを
お伝えしてきましたが
要は、大人が
お子さんの「あ〜やり遂げた〜!!」と
満足できる環境を
子どものペースで経験できるよう
確保できたらしめたもの。
何かに集中してやり遂げた時の
心地よい疲れ、充実感は
大人になってもとても気持ちの良いものです。
せっかく用意した知育玩具を
おもちゃ箱に眠らせないためにも
それぞれのお家にあったやり方で
できそうなものを取り入れてみてください。
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