「知育」は必要⁉︎効果あるの⁉︎

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「知育」という言葉の響きを聞いて

なんとなく 「ん〜〜〜〜それって必要??」

「子どもって自然に学ぶんじゃない?」

と、ちょっと抵抗を感じたり

わざわざ子どもにさせることないんじゃ?と

大袈裟に思う方もいらっしゃるのではないかと

思うのですが…あなたはどう思いますか?

何を隠そう かつての私がそう思っていました!

こんにちは

保育園で実際にお子さんたちと接してきて

実感したこと、

これまで知り得てきた情報と照らし合わせた中で

感じたことなどを踏まえ

少しでも、大人とお子さんとの

橋渡しができればと思っている

現役保育士 tenco です。

今日は

「知育は必要⁉︎効果あるの⁉︎」のテーマで

  • 知育とは?
  • なぜ必要?
  • 知育には効果がある?
  • 知育で必要なこと

などについてお話していきたいと思います。

知育とは

「知育」とは、遊びや体験を通して

思考力、判断力、記憶力、想像力、問題解決能力

などの非認知能力などを育むことです。

例えばお友達と喧嘩したという時に、

自分の言い分をちゃんと言葉にして伝えられたり

相手の立場が想像できたり

または自分が良くなかったなと

行動を振り返って謝ってみたり

次に同じようなことが起きた時に

自分が取るべき行動を選んでみたり…と

ただただ「喧嘩」がいいとか悪いとか

大雑把に捉えずに

喧嘩に限らず

何事も自分の頭で考えて動ける子どもを育てたい。

みたいなものですね。

大人からのしつけや

社会のルールを守ることも大事ですが

まずその前に

自分で考える力を育てるためにするのが知育です。

これって

子どもだけじゃなく大人にも

必要な大事な力ですよね?

なぜ必要?

もちろんこれまでだって

自分で考える力は大事だったに違いないのですが

現代は本当にそういう力が必要になっていると感じます。

これまでの常識と言われるものに従っていたのでは

解決しない問題がたくさん山積みです。

温暖化と言われてもでこれまでは

自分の生活から少し離れて聞こえていましたが

夏の暑さの問題で学校の行事のあり方

取り組み方が変わってきています。

(もちろん大人の生活のあり方も!)

私たちが当たり前にやってきた

プールの授業やプール遊びなど

そのままの形で行っているところが

暑さの問題だったり

老朽化のプールを直す予算が生み出せないなどの理由で

減ってきています。

形を変えざるを得ないのです。

出生率の低下からの人手不足の問題が

実際にロボットが活躍するファミレスが

普通の光景になってきましたよね?

この人手不足の問題は

学校、幼稚園、保育園などの子どもを育てる環境の変化でも

余儀なくされています。

私は保育士なので

その辺から例え話をすれば

子どもの育ちを

先輩の保育士から後輩の保育士へ

伝授する時間がありません。

先輩の保育を良くも悪くも見て学ぶ機会が

ないのです。

例えば新人の正規の職員とベテランのパートの保育士が

一緒に仕事をすることが増えてきています。

ベテランの保育士が後輩の新人の保育士に

教えてあげればいいじゃないかと

思うかもしれませんね?

だけど実際は正規とパートの壁があるので

パートさんが自分の立場をわきまえないで

教えようとすると口出しと捉えられてしまうのです。

だから、もっといい方法を知っていたとしても

伝えられない、伝えないということが

起きてきます。

(これはきっと

 保育現場だけではないでしょうね?

 どこの職場でもありそうな気がします…)

保育の仕方なんてネットで調べれば

いいんじゃない?と言われるかもしれませんが

一部を切り取られた内容と

前後の流れ、毎日の流れが積み重ねられて

生み出す学びでは説得力が違います。

相手はなんと言っても

お子さんという生身の人間ですから。

文字だけでは伝わりきれない

臨場感というものがあるのです。

実際に肌で感じた学びは

大人も子どもも得るものの大きさが違うのです。

それがいいとか悪いというわけではありません。

例年通りでいいよねとできていたことが、

今の生活に合っている方法を

その都度考えなきゃいけない時代が

きてしまったということです。

だからこそ、

0〜6歳の脳が大きく発達するお子さんには

これからの時代を生き抜いていくのに必要な

非認知能力を育てる土台づくり、

「知育」が注目されているのだと思います。

知育は効果がある?

はっきり言って分かりません!

なんて言うとがっかりさせてしまうかと思いますが、

やる意味がないと言っているわけではありません。

子育てにあるあるなのですが

何かをやったからといって

すぐにその効果が

大人に分かりやすく

見えてこないということです。

例えば

お箸が上手に持てない子がいたとします。

これは指先が器用じゃないから

きっと持てないんだと大人が推測して

指先が器用になるとうたわれているおもちゃを

お子さんに与えてみる。

だけどあまり箸の持ち方が上手にならない…

このおもちゃの選択は

間違っていたのかとがっかり…

そんな流れがよくあるのです。

ただ大人が狙った箸を上手に持つという目的に

直接的に効果が実感できなかったとしても

そのおもちゃがもたらす効果が

全くなかったとは言い切れないのです。

お子さんの物の動きの発見へとつながるかもしれないし、

できるタイミングが1週間後か1ヶ月後か

それはその子の個性によるのでわからないし、

他の影響と混ざり合って「あ〜こういうことか!」

ひらめく時が来るかもしれないし、

本当にそのおもちゃでどこに効果があったのかは

計り知れないのでわからないのです。

だから確実に言えるのは

そのおもちゃで遊んだことは、

何かの効果を得る種まきにはなっていると言うこと!

その効果がやり方なのか、楽しいと感じる心なのか

どんな花が咲くかは未知数だよ♪

と言うことですね。

知育で必要なこと

これまで「知育」が必要な理由を

いろいろ述べてきましたが

そうはいってもいい花を咲かせなきゃ!と

肩の力をいれてお子さんたちを

育てたくなるかもしれませんが

それはやめておきましょう!

なぜなら気合を入れなくても

ちゃんとその力は

どのお子さんたちの中にも

組み込まれているからです。

どの子もみんな向上心を持っている

最初から人生に投げやりな子なんていないのです。

だから知育を進める上で必要なのは

なんといっても

大人のお子さんを見る目を養うことです。

目の前のお子さんが

何をしようとしているのか?

よく観察し、じっくり見守り

できた!の合図をちゃんと拾ってあげること。

それでお子さんの反応は随分と違ってきます。

それから

子どもの時間と大人の時間の流れは違う

ということを頭の片隅に入れておくこと。

今、大人の時間の流れで見ている目を

お子さんの時間の流れの目で

のんびりと見てあげましょう。

今、すぐできていなくても

決してお子さんは諦めていません。

やだ〜できない!と泣き叫んだとしていても

実はお子さんは諦めていません。

大人が思っている以上に

お子さんは向上心を持っています。

なのでお子さんの向上心を信じて

大人の予測時間を引き延ばして

待ってあげましょう。

そんなふうに

どんなものを次にお子さんに提供しようかな〜

というワクワク心を楽しみながら

知育子育て時間を過ごしていきましょう♡

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